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社内における「コミュニケーション」とは?
そもそも「コミュニケーション」とは人と人とのつながりです。
人は他の人とつながって生きていく必要があり、そして、他の人とつながって生きていきたいと願っています。
「自分を必要としてほしい」
「居場所がほしい」
「自分らしくありたい」
最近、このような欲求を強く持つ人が増えているように感じます。
人と人との関係が希薄になってきていると言われている現代だからこそ、こういう思いが強くなるのだと思います。
この欲求は、人と出会い、つながり、関わりの中でだんだんとわかり始めるものです。
「社内におけるコミュニケーション」とは会社内での立場が前提にある、人と人とのつながりです。
ときには経営者と社員・・・
ときには上司と部下・・・
ときには社員と社員・・・
そしてときには社員とお客様など・・・
今、その立場を前提とした職場での人間関係が問題になっています。
前述しましたように、人は
「自分を必要としてほしい」
「居場所がほしい」
「自分らしくありたい」
という思いを持っています。
これを会社人という立場で言い換えると、
「会社にとって自分は必要とされているか」
「この職場に自分は居ても良いのか」
「自分らしい仕事ができているのか」
となります。
これらの答えにたどり着くために仕事をしていると言っても過言ではないでしょう。
これらの答えを出すためにも、同じ職場で働く人たちとのつながり(=人間関係)が非常に重要です。 そして、この答えが出たとき、会社の中での自分の行動に迷いを感じなくなるのだと思います。
なぜ会社にとっても、社員同士の人間関係が大切なのか?
会社の目的は売上を伸ばし、業績を上げ、さらに会社を成長させること、存続させることです。
売上を伸ばし、業績を上げるのは現場で働く社員です。
社員が自ら「頑張ろう!」とやる気を出さなければ、会社の目的は果たせません。
自らやる気を出して仕事に向かう社員になるためには、職場の良好な人間関係が大きなバックアップになります。
やる気を語るとき、よく引用されるのがアメリカの心理学者A・H・マズローの「欲求段階説」です。人の欲求を5段階のピラミッド型に表して、下位の欲求が満たされると、人はより上位の欲求を満たそうとすると提案しました。
これによると、「良好な人間関係を築く」という欲求は、「自分の成長、やる気 」に対する欲求よりも下位にあります。よって、通常「良好な人間関係を築く」という欲求を満たさない限り、「やる気」は生まれないといわれています。
心理学的な話は少々ややこしいのですが・・・
人がやる気になるときというのは、感情が高ぶったときです。感情の高ぶりは、「わくわく」や「楽しい!」という気持ちです。これらは自分の中で湧き上がる時もありますが、周りの環境によって引き起こされる機会も多くあります。
社員のやる気を高めて、会社を成長させるには、その職場の良好な人間関係が大きな力になるのです。
会社の成長のためにも、そしてそこで働く社員の人生のためにも、コミュニケーションの重要性を再度認識し、社員ひとりひとりのコミュニケーションスキルを高める方法を知ることが急務となっています。
その先には、「無縁社会」などと言われる社会ではなく、躊躇なく人と人がつながっていける、人を信じられる社会があると信じています。
社内の人間関係を良くするためには?
社内の人間関係を良くするためには、社員ひとりひとりのコミュニケーション力を高めることです。コミュニケーション力を高めるためには、まずは「知る」ことが必要です。
【まずは「知る」こと】
【そして「学ぶ」こと】
【心の栄養をしっかりととること】
人は自分に余裕がないと、他人に対して優しくなれません。
たとえば、部下が失敗したとき、「自分も若いときはそんなこともあったな〜」と思うときもあれば、「何やってるんだ!」とイライラすることも。
同じ状況にもかかわらず、その時々で受け取り方が違うのです。
これは、受け取るときの自分の「心の状態」に違いがあるからなのです。
心が満たされた状態であれば、ちょっとしたことで人にあたったり、機嫌が悪くなったりはしません。
心が満たされた状態とは、「わくわく!」「楽しい」「うれしい」という幸せな感情です。
自分がどんなときに幸せな感情がわくのか、心が満たされた状態になるのかを知り、定期的に心の栄養とることが、心の余裕となり、自分も周りの人も幸せにすることができます。
これまでお伝えした内容は、私の主観も加わっています。
ただ、多くの経営者の方との雑談(?)をしていますと、職場の人間関係に不安を持っていらっしゃる方が多いです。
そして、労働相談や、コーチングのクライアントさんとセッションをしていても、会社に行くことに不安を感じている社員の方が非常に多いことを痛感します。
社会全体を見ても人とのつながりと絶とうとしている人が多いようです。
しかし、人は人とつながらずには生きてはいけません。
社員が元気に生き生きと働き、会社が元気に成長を続け、そして社会へ、日本全体へ、世界へその元気が伝染することを信じて、サポートをしていきたいと思っています。
なぜ今、職場でコーチングが求めてられいるのでしょうか?
経営者の方は、社員にやる気を出して仕事をしてほしいと思っています。
では、どうしたらやる気を起こさせることができるのか?
そもそも、「やる気」とはどうやったら起きるものなのか?
そんな悩みが、今、コーチングを求める理由なのだと思います。
では、職場でどのようにコーチングを活かすのでしょうか?
それは「部下の育て方」のひとつの方法がコーチングだということです。
部下の育て方、部下への接し方がわからないという上司・・・
そもそも、上司自身が部下を育てる役割があることに気づいていない・・・
そんな上司の方にこそ、知っていただきたいコミュニケーション方法だと思っています。
上司の役割は部下を育てることである
会社は存続・発展していかなければなりません。そのために上から下へ、会社の志、目標、ノウハウを伝えていかなければなりません。途中で止まってしまったら、その会社は止まるどころか、しぼんでしまいます。
会社の存続・発展には、上司が部下をいかに育てるか、がとても重要です。
いま、この部下を育てる方法を変える時期がきています。
なぜなら、「部下側」である若い世代の会社への関わり方が変わってきているからです。
会社への関与度・執着度が、10年前、20年前、30年前・・・・・と比べて、低くなっています。これは今後しばらく進んでいくのではないかと考えられます。
そんな会社への関与度・執着度が低い社員に対し、「会社のため」と言っても「やる気」は起きません。
若手社員のやる気はどうすれば生まれるのか?
人はいま、何のために働いているのでしょうか?
あなたの会社の社員さんは、何のために働いていると思いますか?
そしてあなたは何のために働いていますか?
「お金のため」「生活のため」でしょうか?
・・・今、働く動機は変化しています。
今の部下層である若手社員の働く動機は、「お金のため」「生活のため」は当たり前であり、
「やりがいがほしい」
「もっと成長したい」
「人から認められたい」
という気持ちが大きいといわれています。
これらの自己実現の欲求を満たすために、「やる気」を出して働くのです。
会社は、社員のやる気を引き出すだめに、これらの欲求を満たすような職場づくりをする必要があり、上司は、これらの欲求を満たすような、部下への関わり方が必要なのです。
コーチングを活かす
部下との関わりの中でコーチングを活かすためには、いろいろなコーチングスキルや、その上司自身の人間力を高める必要があります。
コーチングスキルは学ぶことができます。
そして、人間力は、「人(自分・他人)」について深く知ることで高めることができます。
【コーチング導入で上司の方に伝えたいこと】
人は「人との出会い」で変わります。
信頼できる上司との出会いによって、部下は大きく変わる可能性があります。
皆さんの会社がコーチングを導入することにより、会社の風土や文化が少しづつ変わっていくと信じています。
そして、社員が生き生きとやりがいを持って働くことができる環境を作り、会社がさらに発展していくことを願って、その実現をサポートさせていただけたら幸せです!
コーチング導入研修では、会社の実情に合わせ、基礎から実践まで幅広く行います。
コミュニケーション研修、コーチング導入研修、労働・社会保険法令に関する研修等ついては、ご相談に応じて料金を設定しております。(20,000円/1時間〜)
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